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平成19年12月17日
(引用)
■花、リボン…包み方いろいろ
日本が世界に誇る“エコバッグ”。風呂敷でお歳暮やクリスマスプレゼントをラッピングするスタイルがはやりつつある。多彩なデザイン、機能、サイズの風呂敷が登場し、百貨店や生活雑貨店で売れ行きを伸ばしているほか、専門店もにぎわいをみせている。レジ袋削減を目的とした「マイバッグ」が人気だが、これからは「マイ風呂敷」を持つ人が増えてきそうだ。
◆“万能の布”
「今、お包みしますので少々お待ちください」
「そのままでいいですよ。すぐに使いますから」
東京・神楽坂に今年10月オープンした風呂敷専門店「ふろしきや やまとなでしこ」では、そんな“エコ”なやりとりが交わされる。経営者の菊田圭子さんは元フードコーディネーター。風呂敷をナプキン代わりに使い、その美しさに魅了されたことがきっかけで開業した。
店内には、ティッシュボックスやワインボトルを包んだ商品ディスプレーとともに、1万円前後の正絹(しょうけん)製品や木綿製の小風呂敷などがずらり。サイズは45センチ角から230センチ角までそろい、商品数は約250点におよぶ。
今どきの風呂敷は、贈答品を包むだけでなく、弁当包みや包装材としても活躍。大判のものはベッドカバーやテーブルクロスに変身する。光沢のあるものや表と裏の柄が両方楽しめる製品も多く、首に巻くストール、ひざ掛け代わりにもなる、まさに“万能の布”だ。
「今の時期は、持参したお歳暮を購入した商品で『包んでください』というニーズも高く、先方の名前を入れた風呂敷そのものを贈答品にする人もいる」と菊田さんは話す。
東京・原宿にある風呂敷専門店「むす美(び)」でも、クリスマスプレゼントを持ち込み、好みの風呂敷を選べばラッピングするサービスを行っている。ワインをおしゃれに包んだり、花やリボンの形にしたりと、包み方もさまざまだ。
若い女性も風呂敷の魅力に目を向け始めている。10月12日に誕生した東京・有楽町の有楽町マルイの「京みたて」は、和風のポーチやクッションなどを販売しているが、「風呂敷は置いてないの?」という問い合わせが多いため、取り扱いのなかった風呂敷の販売を11月上旬に始めた。
数ある雑貨商品の一部であるにもかかわらず、これまでの1カ月弱で50点以上売れ、風呂敷をバッグに加工した「風呂敷バッグ」(4095円)も人気商品になっている。
◆若い層にも人気
東京・銀座の老舗文具店、伊東屋は、自社のロゴデザイン入り風呂敷を商品化。1965年から使用している包装紙の柄を用い、「オリジナルふろしき」(68センチ角サイズで、価格は525円)として、創業記念日の6月16日から販売を始めた。
“再利用可能な包装紙”として提案したところ、包装紙の柄と同じという遊び心と、和装にも洋装にも合うシンプルなデザインが受けて「思った以上に売れている」(広報担当)。
百貨店でも風呂敷の売れ行きが好調。東京都中央区の三越日本橋本店では、11月までの売り上げが昨年同時期に比べ1割以上増加。取扱商品の7割が伝統的な正絹製品だが、手ごろな1000〜2000円前後の商品も売れ筋という。
「自由に取ってもらう包み方のミニ説明書は、すぐになくなるので常に補充が必要。子供のちょう結びの練習用に購入していくお客さまもいる」と、呉服部和装小物担当課長の城生(じょうの)義治さんは説明する。同店では、来年1月8日から14日まで、お正月イベントとして「三越ふろしきコレクション」を開催する。風呂敷ファンの増加に拍車がかかりそうだ。
風呂敷自体の機能も進化している。染色整理加工の朝倉染布(群馬県桐生市)は、ポリエステルの撥水(はっすい)加工技術を活用した“水をはじく”風呂敷「ながれ」を昨年10月に発売。当初はインターネットのみで売る予定だったが、東急ハンズ新宿店などから引き合いがあり、約10カ所で販売。月600枚前後を出荷し、フル生産に近い状態が続く。
2005年に当時の小池百合子環境相が「もったいないふろしき」を提唱した当初は、「なんとなく古くさい」と敬遠されがちだったが、環境意識が高まり、古典的な和柄が注目されるとともに、若いユーザーも増えてきた。
日本風呂敷協会の吉田正明・東京支部長は、「今後は、用途に合わせて色や柄を選び包み結ぶことを楽しんで、もっと多くの人に使ってもらいたい」と期待を寄せている。(松田潤子)
(引用終了)
[2007年12月17日/IZAβ版より]
私がおもうには・・・
今まで風呂敷というと自分で使うのでなくアメリカに行く時に友人達へのお土産として買うくらいだった。
今年、数年ぶりに行った友人宅では、かつてお土産に持っていった風呂敷をテーブルクロスやタペストリーにして楽しんでいてくれた。日本、本来のい使い方である包むのには使わないかと聞いたら、柄がキレイなので包みに使って汚したらもったいないということで、テーブルクロスやタペストリーにしているとのこと。
つい最近まで見向きもされなかった風呂敷を注目されるように、使い方、デザイン、品質を消費者に振り向くように研究、開発した努力は評価に値する。風呂敷以外でも日本の伝統品で現代風にアレンジすれば消費者に受け入れられるものはまだまだあるはずだ。販売側は消費者、世相等を見ながら脳みそに汗して開発、プロモーションをして新たなる文化を作り出してほしい。
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